INTERVIEW

木下 貴博

情報システム部 部長
兼 自社EC開発室 室長

2004年入社

キャリアパス
情報システム
デジタルマーケティング
システム開発

価値あるアナログを支える
技術者として

背伸びをした学生への接客
学生時代から服が好きで、セレクトショップをよく回っていました。その中で、ユナイテッドアローズでの接客体験が一番心に残っています。学生の私に対して、懇切丁寧にそのブランドの背景などを説明してくれ、「自分でお金を稼ぎ出したら、絶対にいいものを買った方いい」と、何年か先の提案までしてくれました。高いブランドは購入しないであろう若者にも、気持ちよく接客をしてくれる人たちに尊敬の念を抱きましたし、そんな人たちが働く会社ってどんなところだろうと興味を持ったことを覚えています。しかし、当時はユナイテッドアローズで働くとは、夢にも思っていませんでした。そして、卒業後はソフトウェアベンダーに入社し、基幹業務システムなどをクライアント先に導入する技術者として働きはじめました。
普通ではないという期待感
前職では5年ほどキャリアを積みましたが、もっとクライアントに近い距離で働きたいと思うようになり、転職を決意しました。そして、ある転職サイトに登録して最初に届いたオファーが、ユナイテッドアローズのITチームからだったのです。これは運命だと思い、すぐに応募。面接担当だった責任者の方が、とてもカジュアルな服装で、フランクに面接してくれたことが印象に残っています。そして、面接では「入社してくれるなら、こういった仕事を任せたい」と具体的に言われました。はじめて会ったのに、普通はそこまで大胆にアプローチできません。いい意味で、普通の会社ではないと思いましたね。その方の感覚と器の大きさに好感を持ち、ここで働きたいと直感で思える面接でした。また、当時はアパレル業界がITを導入しはじめた頃。何か新しいことができそうだという期待感もありました。
本質をとらえるための視点
周りの人からは「多面性がある」とよく言われます。意識して多面的に考えるようにしているのですが、そうなったのは、「お客様の本心、言葉の裏側を考えたことがあるか」という、前職の先輩の一言がきっかけです。前職では、短期的な視点でニーズを汲んだソフトウェアをつくり、導入するまでが私の仕事でした。しかし、お客様がお持ちなのは、そのソフトウェアを使い、その先何年も成果を出し続けるという長期的な視点です。だからこそ、両方向の視点から考えなければ、両者にとって幸せな結論は出せないと教えてもらいました。たとえ、お客様がYesとうなずいたとしても、本心は違うかもしれません。その場の言葉や表情だけではなく、お客様の視点に立ち、背景にある本質をとらえることで、最良の答えが導き出されるのだと考えています。
ユナイテッドアローズの軸は常に人にある
現在は、情報システム、自社EC開発の二つの部門の責任者として、ユナイテッドアローズを新しい未来に導くための取り組みを行っています。今後、どの業界でもITとデジタル領域は急速に進化をしていきますから、気を抜くと置いて行かれてしまうでしょう。しかし、ITデジタル一辺倒では、私たちのアイデンティティーは失われてしまいます。私たちは、創業以来、人と人のつながりを何よりも大切にしてきました。その結果、お客様から嬉しいお声を多くいただいています。「ある販売員の方との会話が、日々の忙しさを忘れられる時間。だから、つい足を運んでしまう」「試着しても自分で決めきれない時、最後に背中を押してくれるのは、いつも販売員の方です」「販売員の方に色々と提案してもらったことで、新しい自分が発見できた」、そんなお声が示すように、ITやデジタルでは生み出すことが難しいお客様価値を、今後も大切にしていかなければならないと考えています。
ITとデジタルで新しい未来を
では、ITやデジタルを通じて何をしていくべきか。その一つは、アナログではやり切れないことを、技術でサポートすることだと考えています。例えば、忙しい日常を送り、店頭へ行く時間が限定的になっている方たちのために、オンラインチャネルを充実させる必要があるでしょう。これは、ファッションを楽しむための選択肢を増やすということですが、それも「すべてはお客様のためにある」を実現させる方法だと思います。そして、もう一つは生産性の向上。あらゆるデータからお客様のご要望を正確に分析できれば、スピーディーな意志決定をサポートでき、それだけ速く、新しい価値を提供することが可能になります。このようにアナログにIT・デジタルを融合すれば、多くのお客様に対して、必ず新しい未来を生み出せるはずです。まだまだ、やれることは山ほどあります。

お休みコラム

時代の最先端を追うエンジニアとして働いていますが、最近はまっているのは、あえて図書館に家にある本を持ち込んで読むこと。なんともアナログですよね。季節によって流れている空気の重みも異なり、特に受験生が入試に向けて勉強をしている時期などは、ピリピリと張り詰めた雰囲気がなんとも言えず心地いいです。その時間価値がタダで得られるのですから、図書館は自分にとって特別な場所だと改めて思っています。また、土日は欠かさずトレーニングやランニングをしています。仕事では味わえない直接的に体を苦しめる時間を過ごすことで、人生や心のバランスをとっています(笑)

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